千曲川の中心で父子愛を叫ぶ

今回よくわかった事があります。
ニコの犬に対するしつこさは父親譲りです。


昨日早朝、猟犬である父ちゃん犬ろんと
後継者のがっちゃんの夏のトレーニングに
ニコもお邪魔させてもらいました。

場所は長野市内の千曲川。

河原で、
会った途端にニコとろんにバトルが勃発。
コカンのニオイを嗅ぎたがる犬（ニコ：青い首輪）
VS
マウントしたがる犬（ろん：チェーンの首輪）

ニコの体臭の中に、ニコの母ちゃん犬かのんの
面影でも感じちゃったんでしょうかね。
とにかくろんは隙あらばマウントしたがる（笑

ニコはニコで、いつも通りの犬への対応で、
とにかく相手のニオイを嗅ぎたくて嗅ぎたくて、
コカンめがけて突進を繰り返すんです。



そして川辺に来てろんたちはトレーニング開始。

私、今回不安があったんです。
実はニコは2年前の6月に千曲川で溺れてるんです。
足を滑らせてパニックになったあと、
一切川に入ろうとしなかったようなニコが、
果たして今回川に入って泳げるんだろうかと。
なので最初は
水の中では緩んだままになる可能性のある
ハーフチェーンの首輪を外して、普通の首輪と
ロングリードをつけて川に入れて
様子をみようかと思ってたんです。
でも、リードをつけているとむしろ危ない
といわれて、少々迷ったんですが
リードは外して自由にしてやったんです。

すると・・・

ボールを取りに行くろんのニオイを嗅ぎたいばかりに
後を追って川に突進(^o^;

私の心配は杞憂に終わりました。

スイスイ泳いでる・・・
かなり遠くまで平気で泳いで行ってます。
なんだよもう、心配して損した。


ん？

帰ってこないぞ・・・
ろんも帰ってこないぞ・・・
どうした？

あれ？むこーーーの方の浅瀬でなんかやってる・・・
望遠望遠。

もっと望遠望遠・・・・

マウントされてる（爆笑

この後1時間ほどずっとこんなことの繰り返し。

ろんがボールを取りに行っては
ニコも後を追って泳いで行って
川のど真ん中でニオイを嗅ごうとする犬と
マウントしようとする犬の攻防。

あんちゃんはふたりの横を素通り。

ふたりを一切無視してボール回収（笑

両方ともとにかくしつこい。
ホント、ニコのしつこさは親譲りってのが
今回よくかわりました。
猟犬（ろん）にはこの執拗さは必要なもの
なんでしょうけど、
愛玩犬（ニコ）にはいらねぇよなぁ・・・



河原に上がってもなぜか惹かれ合うふたり。

なんだこの親子（笑

ニコの方も
あんちゃんやがっちゃんとも挨拶はしたんですが
それよりも興味は終始ろんの方にありました。

このルーおばさんには、
会った途端に本気のガウガウ攻撃されて
その後一度たりとも絡もうとしませんでしたね（笑


ろんとその一味。

みんなのトレーニングの和を乱して、なんだか
邪魔をしに行ったみたいなことになっちゃいましたが、
ニコは大満足だったらしいです。


2時間ほど河原で遊んでから、今度は大将くんちへ。

ここであんちゃん、ろんとはお別れ。
ニコ、今度は大将くんにロックオン！

始まりました。次は
コカンのニオイを嗅ぎたい犬VS嗅がれたくない犬。

とにかく大将くんは後ろに回られたくないんです。
大将くんに時々うーうー唸られたり
ガウガウされたりして、
ニコはその度一旦はやめるんですが、すぐに再開。
大将くんを追い回しては唸られて一旦中止
追い回してはガウガウされて一旦中止の繰り返し。

大将くんは優秀な教育係なんですよ。
子犬のニコもうちに来る直前の一週間、
この大将くんちで過ごして
きっちり教育を受けたはずなんですが。

教育係を追い回す教育された元子犬。

ここまでニコは疲れ知らず。
あれだけ川でろんと大騒ぎしてきたのに、
ここでまた大将くんに絡みまくり。
疲れがみえてきた大将くんには申し訳ないんだけど、
飼い主はそのニコの体力に感心していたのでした。

あまり長居して
大将くんを本気で怒らせてもいけないので
1時間ほどしてそそくさと上田へ帰ってきました。
ちなみに行きも帰りも基本クルマの中ではずっと
ウォフウォフでした。

その体力にも感心するわ。


帰宅してほっと一息。

今回の川遊びは彼にとって
すっごく充実のひとときだったようです。
でも飼い主としては、
おまえずっと嗅ぎまわってただけじゃねえか
と文句言ってやりたいんですけどねぇ。

川に入ってちょっとミドリガメくさくなった黒い犬は
このあとシャンプーでガシガシ洗われるのでした。



ろんの父ちゃん、Bさん、大将のおとん・おかん、
ありがとうございました。
ゴメイワクおかけしました。